(有)三浦建築代表のブログ

山形県山形市にて燃費半分で暮らす高断熱Q1.0住宅と断熱リフォームに取り組んでいる(有)三浦建築代表のブログです。

結露の話

空気には水蒸気が含まれていますが、含むことができる最大の水蒸気量は、温度により異なります。

例えば、20℃の空気は最大17.3g/㎥の水蒸気を含むことができます。相対湿度50%の場合は、8.65g/㎥の水蒸気が含まれます。

この20℃50%の空気の温度が8.7℃に下がった場合、その相対湿度は100%となり、これ以上水蒸気を含めない状態になります。

さらに温度が下がると、今まで含んでいた水蒸気を含みきれなくなり、溢れてしまいます。それが結露として現れます。

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断熱層の適切な断面構成

高断熱住宅の施工ポイントは、適切な断面構成とし、断熱層・防湿層・気密層を連続させ、気流止めを設けることです。

適切な断面構成とは、室内側に防湿層を設けて、断熱層に室内側の水蒸気が入りにくくし、断熱層の外気側は、透湿性を高くし、通気層を設けることで、外気に水蒸気を逃がしやすくします。

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現場室内側、ピンク色が断熱材、緑色のシートが防湿気密シートです。

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現場外側、白いシートが透湿防水シートのタイベックシートです。

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断熱材の話

家一軒で断熱材は大量に使用されます。

万が一の火災の時、大量に使用する断熱材は、猛烈な発煙や有毒なシアン系ガスを発生しない物を選ぶ必要があります。

私は、グラスウールを使用しています。

グラスウールは、不燃のガラスを主原料とした安全な不燃材料です。

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低燃費で快適健康な家の新築工事、その5

前回、出窓のように張り出した窓下地に

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付加断熱の下地を取り付けます。

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その間に厚さ105mmの付加断熱材を施工します。

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その上に透湿防水紙タイベックシートを張ります。

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外壁の断熱厚さは今回施工の付加断熱105mmと今後施工する壁充填断熱105mm、合わせて210mmになります。

 

断熱リフォーム

壁断熱厚210mmの断熱リフォーム工事です。

リフォーム前です。

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リフォーム後です。2階は子世帯になります。この様な断熱リフォーム工事は、やはり地場大工工務店ならではの仕事だなぁとつくづく思います。

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低燃費で快適健康な家の新築工事、その4

耐力壁の構造用合板が外周柱部に施工されました。窓のところが出窓のように外側に出っ張っていますが、その理由はもう少し工事が進んでから説明します。

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